2021年8月31日15時00分 ~ 2021年9月7日20時59分
初回イベントの「風雲!紅魔城~Night of Knights」とほぼ同じ仕組みです。
同じような感覚でやれば大丈夫。
1001位~1万位に入れば、配布SRミタマカード2種類を5凸×2セットできるため、
できればここに入れるよう周回を頑張りたい。
ショット力900&ボスダメージのSSRミタマカードの深化Lv.5があればスペルブレイクが可能なので、
ボーナス率を落としてでもそちらの方が効率的に周回することができます。
ショット力840あれば、ミタマバースト無しでボスゲージ3つを削ることが可能。
同一ヒロイン編成だとナカヨシPtは貯まりませんが、
毎回黄鈴を4個獲得できるためこちらの方がお得だと考えます。
EXTRA、Sランク、+230%編成。
この編成ではスペルブレイクが出来ないため、スペルブレイクを狙う場合は次の+220%編成となる。
※SR鈴仙の枠はSR妖夢でも同様に+230%での編成が可能。
230%編成のSR枠(鈴仙 or 妖夢)をSSR妖夢にすることでスペルブレイクが可能かつ+220%の編成を組むことが出来る。
(スペルブレイクすることで周回時間が短縮できる曲が大半であるため、こちらの方が使用頻度が多くなる?)
EXTRA、Sランク、+210%編成。
右2枚の内いずれかを「ハロウ、フォゴットンワールド」にすると最高となる+230%編成となる。
EXTRA、Sランク、+180%編成。
EXTRA、Sランク、+145%編成。
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新曲をスキルなし・オートでSランクを取れる総戦力の目安
難易度 | 総戦力 |
---|---|
EASY | 89800 |
NORMAL | 77100 |
HARD | 68400 |
EXTRA | 60200 |
LUNATIC | 57800 |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
月に叢雲華に風 | 2:09 | 5 | 12 | 17 | 22 | 25 | Em |
ゆけむり魂温泉Ⅱ | 1:58 | 7 | 13 | 17 | 22 | 27 | Ro |
断罪は遍く人間の元に | 2:03 | 9 | 14 | 19 | 24 | 28 | Co |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
紅星ミゼラブル~廃憶編 | 1:53 | 9 | 13 | 18 | 22 | 25 | Ro |
ひとつよがりの逃避行 | 2:03 | 8 | 11 | 17 | 21 | 26 | Em |
POKER FACE | 2:15 | 6 | 10 | 16 | 20 | 26 | Co |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble | 1:48 | 6 | 11 | 17 | 22 | 26 | All |
嘘と慟哭 | 3:00 | 6 | 12 | 17 | 22 | 26 | Em |
儚きもの人間 | 2:02 | 8 | 14 | 19 | 23 | 27 | Co |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
Bad Apple!! feat.nomico | 2:09 | 5 | 11 | 15 | 20 | 26 | All |
Sweets Time | 2:14 | 7 | 13 | 17 | 23 | 27 | Ro |
黄金航路 | 2:09 | 7 | 11 | 16 | 20 | 27 | Em |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
Scream out! | 2:04 | 8 | 13 | 18 | 24 | 27 | Co |
レザマリでもつらくないっ! | 2:16 | 6 | 11 | 16 | 23 | 28 | Ro |
Sadistic Love | 2:13 | 6 | 11 | 17 | 22 | 26 | Em |
楽曲名 | 時 間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:13 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
マツヨイナイトバグ | 2:13 | 5 | 10 | 17 | 24 | 29 | Ro |
儚きもの人間 | 2:02 | 8 | 14 | 19 | 23 | 27 | Co |
Sadistic Love | 2:13 | 6 | 11 | 17 | 22 | 26 | Em |
楽曲名 | 時間 | SB 時間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:20 | 2:02 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
幻想郷ふしぎ大発見V2 | 2:01 | 1:37 | 5 | 13 | 16 | 21 | Ro | Ro |
絡繰りドール | 2:14 | 1:58 | 7 | 14 | 19 | 24 | Co | Co |
Sadistic Love | 2:20 | 2:22 | 6 | 11 | 17 | 22 | 26 | Em |
楽曲名 | 時間 | SB 時間 | E | N | H | EX | L | 属性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SAMURAI GHOST GIRL, KILL! KILL! | 2:20 | 2:02 | 6 | 12 | 17 | 23 | 25 | Em |
チルノのパーフェクトさんすう教室 | 2:12 | 1:57 | 5 | 10 | 19 | 24 | 28 | Ro |
下克上々 | 2:19 | 1:34 | 8 | 14 | 18 | 24 | 28 | Co |
Sadistic Love | 2:20 | 2:22 | 6 | 11 | 17 | 22 | 26 | Em |
※「SB」はスペルブレイク時のクリア時間
難易度\ランク | D | C | B | A | S |
---|---|---|---|---|---|
イージー | |||||
ノーマル | |||||
ハード | |||||
エクストラ | 30 | 33 | 36 | 39 | 42 |
ルナティック | 30 | 33 | 36 | 39 | 42 |
※おそらく「風雲_紅魔城」のときと同じ
※Dランクはスキップチケット使用と同じ
難易度\ランク | D | C | B | A | S |
---|---|---|---|---|---|
イージー | 13 | 14 | |||
ノーマル | 17 | 18 | |||
ハード | 16 | 22 | |||
エクストラ | 20 | 22 | 24 | 26 | 28 |
ルナティック | 20 | 22 | 24 | 26 | 28 |
※Dランクはスキップチケット使用と同じ
・EM(エモ)属性
・八雲紫
・鈴仙
・妖夢
・多々良小傘
・封獣ぬえ
レア度 | ボーナス |
---|---|
N | +3% |
R | +5% |
SR | +7% |
SSR | +10% |
おでかけ名 | 基本報酬 | 大成功 | 超成功 | 合計 | 推奨戦力 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
二人のサムライゴーストガール 初級 | 15 | 10 | 5 | 30 | 15000 | 3時間 |
二人のサムライゴーストガール 中級 | 25 | 15 | 10 | 50 | 28000 | 6時間 |
二人のサムライゴーストガール 上級 | 35 | 20 | 15 | 70 | 40000 | 12時間 |
※超成功は大成功の分も加算
報酬名 | 個数 |
---|---|
剣伎「桜花閃々」 | 5 |
御霊石 | 300 |
くじ券 | 10 |
くじポイント | 200 |
ユメのしずく | 100000 |
黄鈴 | 100 |
赤鈴 | 100 |
感情石片 | 90 |
感情結晶 | 50 |
感情勾玉 | 15 |
感情宝珠 | 6 |
浪漫石片 | 90 |
浪漫結晶 | 50 |
浪漫勾玉 | 15 |
浪漫宝珠 | 6 |
瀟洒石片 | 90 |
瀟洒結晶 | 50 |
瀟洒勾玉 | 15 |
瀟洒宝珠 | 6 |
順位 | 報酬名 | 個数 |
---|---|---|
1位 | 剣伎「桜花閃々」 | 12 |
ワイヤー・プラー | 17 | |
昏き深淵の万華鏡 | 1 | |
深き水底の万華鏡 | 2 | |
強化の紫鈴 | 50 | |
2位 | 剣伎「桜花閃々」 | 12 |
ワイヤー・プラー | 17 | |
昏き深淵の万華鏡 | 1 | |
深き水底の万華鏡 | 1 | |
強化の紫鈴 | 40 | |
3位 | 剣伎「桜花閃々」 | 12 |
ワイヤー・プラー | 17 | |
昏き深淵の万華鏡 | 1 | |
深き水底の万華鏡 | 1 | |
強化の紫鈴 | 30 | |
4~1000位 | 剣伎「桜花閃々」 | 12 |
ワイヤー・プラー | 17 | |
深き水底の万華鏡 | 1 | |
強化の紫鈴 | 20 | |
1001~10000位 | 剣伎「桜花閃々」 | 5 |
ワイヤー・プラー | 10 | |
強化の紫鈴 | 10 | |
10001~20000位 | 剣伎「桜花閃々」 | 3 |
ワイヤー・プラー | 8 | |
強化の紫鈴 | 5 | |
20001~50000位 | 剣伎「桜花閃々」 | 1 |
ワイヤー・プラー | 5 | |
強化の紫鈴 | 3 | |
50001~100000位 | ワイヤー・プラー | 3 |
100001~200000位 | ワイヤー・プラー | 2 |
200001~3000000位 | ワイヤー・プラー | 1 |
順位 | 報酬名 |
---|---|
1位 | 二人のサムライゴーストガール 1位の称号 |
2位 | 二人のサムライゴーストガール 2位の称号 |
3位 | 二人のサムライゴーストガール 3位の称号 |
4位~10000位 | イベントランキング上位の称号 |
10001位~500000位 | イベントに参加した証の称号 |
キャラ | セリフ |
---|---|
白玉楼・倉庫 | |
妖夢 | ん、しょ……っと。この部品をしまえば、プールの後片付けも終わりね。 |
妖夢 | うーん、ギリギリ倉庫に入り切らないわねー。押し込めば、いけるかな……、よーいしょっと! |
(荷物が崩れる音) | |
妖夢 | あ、しまった! 倉庫の荷物が崩れて……。ああああーっ! |
(暗転 妖夢が崩れる) | |
白玉楼 | |
(妖夢が崩れる音) | |
妖夢 | いったぁーーーい!! 長持が足に! |
幽々子 | はぁ……。妖夢ってば、最近ミスが多いわね。 |
妖夢 | 幽々子様……。プールの後片付け、やっと、終わりましたぁ〜。 |
幽々子 | お疲れさま。とにかく、終わってよかったわ。足は、きちんと冷やしておきなさいね。 |
幽々子 | それにしても、やっぱりあなた、半身がいないと、いつもの調子が出ないのかしらねぇ。 |
妖夢 | ……え、半身?なんのことです? |
幽々子 | だって、後ろにいないじゃない。あなたの半霊。 |
妖夢 | ええ? まっさかーって……あれ? あれれ? |
妖夢 | えええーーっ!!ホントに、いないじゃないですかーっ!! |
幽々子 | 気付いていなかったのね……。 |
妖夢 | な、なんで!? どうして? というか、いつから!? |
幽々子 | さあねぇ……。そういえば、プールの時はどうしてたの? |
妖夢 | あの時は、濡れないよう水から離れた場所に……。あっ。その後、迎えに行った記憶がない……。 |
妖夢 | あの時から、いなかったのね。でも、いったいどこへ行ったんでしょう。 |
幽々子 | お盆で浮足だった幽霊の脱走が多かったから、それにまぎれて、出ていっちゃったのかもね。 |
妖夢 | と、とにかく、急いで探さなくちゃ!行ってきます、幽々子様! |
(暗転、妖夢が駆け出す音) | |
妖夢 | よーし。とりあえず、プールに来てた人に話を聞いてみよう! |
(遊覧船にて) | |
村紗 | 妖夢さんの半霊ですか? すみません、見てないですね。 |
にとり | 私も見てないねー。ま、そのうちひょっこり帰ってくるんじゃない? |
妖夢 | うう、そうですか……。ありがとうございます。 |
幻想郷・上空 | |
妖夢 | はぁ〜……。聞いてはみたけど、手掛かりなしか。困ったなぁ。 |
??? | 見つけたぞ、妖夢! |
妖夢 | ん? その声は、魔理沙? |
魔理沙 | おい! お前、よくも私のマジックアイテムを壊してくれたな! |
妖夢 | え、壊した? なんの話? |
魔理沙 | とぼけるな!さっき、この土人形を壊しただろう。あの後ろ姿は、間違いなくお前だったぞ! |
魔理沙 | それだけじゃない。最近、里で人形とか、人型の物を壊して回っているそうじゃないか! |
妖夢 | ええっ? そんなの知らないわよ! |
妖夢 | さっきまで遊覧船で人に会ってたし、最近忙しくて、里にも行けてないのに! |
魔理沙 | ……ん? どういうことだ?さっきのも、里のも、お前じゃないのか? |
妖夢 | そうだって言ってるでしょ。でも……その話、ちょっと気になるわね。詳しく教えて。 |
魔理沙 | おお、いいぜ。聞いたところによるとな……。 |
人間の里 | |
妖夢 | さて、犯人はどこかしら。魔理沙の話だと、骨董屋の近くで目撃情報がよく挙がるって……。 |
??? | 見つけたわよ。あなたも送り返してあげる。 |
妖夢 | ん? あそこにいる人、剣を振りかぶって……。まさか、あの狸の置物を壊そうとしてる!? |
妖夢 | ってことは、あいつが犯人ね!そこのあなた! 今すぐ剣を止めなさい! |
妖夢 | 人の物を勝手に壊すなんて、イタズラじゃ済まな……って、えええええ!? |
(暗転) | |
妖夢 | わ……、私!? |
謎の少女 | 邪魔しないで。もう一人の私。 |
妖夢 | な、なんで?これって、どういう……、って、ああっ!? |
(狸の置物が壊れる音) | |
謎の少女 | 破壊完了。 ……では、失礼します。 |
妖夢 | ちょ、ちょっと待ってよ! どこに行くの!? もう一人の私……! |
妖夢 | な、なんなの……!? |
キャラ | セリフ |
---|---|
魔法の森・アリスの家 | |
(謎の少女が魔法の森を歩く) | |
妖夢 | 私のニセモノを追って、ここまで来たけど……。あいつ、人形師さんの家に入っていったわ。 |
妖夢 | ……まさか、人形を壊すつもりかしら。ひとまず、中の様子を……、どれどれ。 |
アリスの家・室内 | |
アリス | おかえりなさい。ああ、今日も結構無茶してきたのね。身体の調子はどう? |
謎の少女 | 問題ありません。順調ですよ。また少し、身体に馴染んできた感じはします。 |
アリス | そう……。違和感があったら、すぐに教えてね。さ、お茶を入れるわ。少し休みなさい。 |
謎の少女 | はい。お気づかい、感謝します。 |
妖夢 | ちょ……、ちょっと待ったぁーっ!こ、これは、どういうことですか!? |
アリス | あら、もう来たの。案外早くバレちゃったわね。 |
妖夢 | バレちゃった……? ひょっとして人形師さん、このニセモノと、グルなんですか!? |
謎の少女 | ニセモノとは、心外です。もう一人の私。 |
妖夢 | また、もう一人の私って……。魂魄妖夢は私よ! |
アリス | まぁまぁ、二人とも落ち着いて。私から事情を話すわね。 |
アリス | 実は、この魂魄妖夢は、あなたの半霊が憑りついた自律人形なの。 |
アリス | 作りかけの子だったんだけど、半霊の影響なのか、あなたの姿になったのよ。言わば、妖夢ドールね。 |
妖夢 | ええ……、そんなことが……。というか、半霊!? |
妖夢 | こんな所にいたなんて……。今まで何してたのよ。探してたんだから! |
妖夢ドール | ……ふんっ。あなたには関係ありません。 |
妖夢 | な、なんですって? |
アリス | 少し前に、森で迷ってるのを見つけてね。うちで保護したの。 |
アリス | そしたら、人形に興味を持ったみたいで、 憑りついて動くようになっちゃったのよ。 |
妖夢 | そうだったんですか……。すみません、ご迷惑をおかけしました。 |
アリス | いえいえ、こちらも助かってるから。 |
アリス | おかげで、人形に霊魂を憑りつかせて動かす、新しい自律人形の理論が確立できるかもしれないの。 |
アリス | そんなわけで、人形を貸す代わりに、この子には私の実験に協力してもらっているのよ。 |
妖夢 | じゃあ、里で物を壊させていたのも、実験のため?そんなことに私の半霊を使わないでくださいよ〜! |
妖夢 | ほら、半霊の私、いっしょに冥界に帰りましょう。 |
妖夢ドール | 嫌です。 |
妖夢 | ……え? ええええ!? ど、どうして……? |
妖夢ドール | せっかく家出したのに、すぐに帰っては、意味がないじゃないですか。 |
妖夢ドール | それに、プールで遊び惚けて、私のことを忘れていた人のことなんか知りません。 |
妖夢 | そんなぁ……、どうしよう……。 |
アリス | ねぇ。ひとまず、もう少しだけ、妖夢ドールをウチで預からせてくれないかしら? |
アリス | 今日は動き過ぎたみたいだから、メンテナンスして休ませてあげたいの。 |
妖夢 | でも……。 |
アリス | 安心して。あの子が満足したら、自分の家に帰るよう、ちゃんと説得するから。 |
妖夢 | ……わかりました。お願いします。 |
(暗転) | |
妖夢 | あ〜あ。幽々子様になんて言おうかな……。 |
キャラ | セリフ |
---|---|
白玉楼 | |
妖夢 | 幽々子さまぁ……。ただいま戻りました。 |
幽々子 | おかえりなさい。その様子だと、半霊は見つからなかったようね。 |
妖夢 | いえ、見つかったは見つかったのですが……。 |
妖夢 | ……という感じで、半霊の私は、お家に帰りたくないんだそうです。 |
幽々子 | へぇ、家出だったのね。半霊もかわいいところあるじゃない。 |
幽々子 | それにしても、私も見てみたかったわ〜。妖夢が二人もいるところ。ふふっ。 |
妖夢 | もー、笑いごとじゃないですよー。 |
幽々子 | そんなに思いつめなくても、気が済んだら帰ってくるわよ。 |
幽々子 | それまでは、一人で……いえ、半人だけど、お仕事よろしくね。 |
妖夢 | はぁーい……。 |
妖夢 | でも、幽々子様の言う通りね。半霊がいなくても、頑張らなきゃ! |
次の日 | |
妖夢 | 幽々子さま、お茶菓子を用意しましたよ〜。……って、わあああっ!? |
(割れる音) | |
妖夢 | いたたた……。ああ、食器を割っちゃった……。 |
妖夢 | この植え込み、けっこう枝が伸びてきたわねー。ちょっと斬っちゃおうかな。せっ、はぁ! |
(斬れる音) | |
妖夢 | あわわ……、き、斬りすぎちゃった……。木が丸裸に……。 |
夕方 | |
幽々子 | やれやら、妖夢……。半人だけだと、仕事も半人前になっちゃうのかしらね。 |
妖夢 | うう、幽々子様、すみません……。 |
幽々子 | そんなことなら、さっさと半霊を連れ戻していらっしゃい。 |
妖夢 | ……え? |
幽々子 | 半霊のことが気になって、仕事に集中できないんでしょ? |
幽々子 | なら、さっさと返してもらってきて、また、いつもの調子でお仕事してちょうだい。 |
妖夢 | は、はい……!今度こそ、半霊を連れ戻してきます! |
魔法の森 | |
妖夢 | 幽々子さまから時間をもらったんだから、なんとか説得してみせないとね。 |
(弾幕の音) | |
妖夢 | ん? これって、弾幕の音……。誰かが戦っているの? |
魔理沙 | く……、ちょこまかと鬱陶しいぜ。アリスのやつ、変な人形作りやがって。 |
にとり | でも、こいつら、なんか変じゃない?気持ち悪い妖気を感じるんだけど。 |
妖夢 | 人形が魔理沙たちを襲ってる!? でも、近くに人形師さんはいないし……どういうこと? |
妖夢 | とにかく加勢しないと!二人とも! 大丈夫? |
にとり | お、助かるよ。数が多くて、キリがなくてさ。でも、3人いれば、まとめて一気に倒せそうだね! |
魔理沙 | だな。それじゃ頼むぜ、二人とも!人形ども、こいつをくらえーっ! |
(弾幕の音) | |
人形の声 | グギギギ……ギィイイ……。 |
魔理沙 | よし、全部倒したぜ! はぁ、それにしても……、人形のやつら、気持ち悪い動きだったな。 |
にとり | ゆらゆらして、お化けみたいに動いてたね。もしかして、また動き出したりして……。 |
妖夢 | ちょ、ちょっと、いま調べるところなんだから、変なこと言わないでよ……、あら? |
幽霊の声 | キシャアアァ……! |
妖夢たち | で、でたー!? |
妖夢 | ……って、あれ? 今のは幽霊?どうして人形から幽霊が……? |
魔理沙 | なんにせよ。これで片付いたか。そういや、妖夢。最近は物を壊していないんだってな? |
妖夢 | だから、それ、私じゃないんだって。 |
妖夢 | まあいいわ。私、この人形のこと、人形師さんに聞いてくるから。 |
にとり | ありがとね。なんかあったら手伝うよ。一応、助けてもらったし。 |
妖夢 | さて、人形師さんのところに急がないと! |
キャラ | セリフ |
---|---|
魔法の森・アリスの家 | |
妖夢 | ん? この妖気は、さっきの人形と同じ……。だんだん、こっちに近づいてきてるわね。 |
幽霊人形 | アアア……! |
妖夢 | これは……人形の大群!? くっ……。一人じゃ不利だけど、戦うしかない! |
幽霊人形 | ウォオオオ……! |
妖夢 | ぐっ! ぜ、はぁ……っ。さすがに、この数を一人で相手するのは、きついわね……。 |
妖夢 | しまった、剣が弾かれ……! |
幽霊人形 | ウウーッ……! |
??? | そこまでよ! |
幽霊人形 | ギィヤアァァ……! |
妖夢 | ……半霊の私!?それに、人形師さんまで! |
妖夢ドール | 下がっててください、もう一人の私。ここは私が。 |
アリス | 人形を壊すのは気が引けるけど……、しょうがない。妖夢ドール、やるわよ! |
妖夢ドール | はぁああっ! |
妖夢 | ど、どうしてあなたたちが、人形と戦っているのですか? |
アリス | あれは、私の家から盗まれた子たちなの。冥界から脱走した、幽霊にね。 |
妖夢 | え? それって……、まさか、お盆の時期に大量脱走したっていう幽霊たちのことですか!? |
妖夢 | 幽々子さまから、ほとんど連れ戻したと聞いていたのですが……。 |
妖夢ドール | 本当は、まだ大半が逃げたままだったんですよ。 |
妖夢ドール | そして、見ての通り、人型の物に憑りついては、地上で悪さをしているんです。 |
妖夢 | ……はっ。じゃあ、あなたが里で物を壊し回っていたのって……。 |
妖夢ドール | はい。幽霊たちが憑りついていた物を壊し、冥界へと送り返していました。 |
妖夢 | そういうことだったのね……。 |
妖夢 | ……それなら、私もいっしょに戦うわ。あなた一人に任せるわけにはいかないもの! |
妖夢ドール | あら、半人前さんは、まだ休んでくれてもいいんですけど? |
妖夢 | 心配しなくても、足を引っ張ったりしないわ。いまの私、なんだか調子がいいみたいだから! |
(斬れる音) | |
幽霊人形 | ウオオォォ……! |
妖夢 | よし! これで全員、幽霊を送り返せたみたいね。 |
妖夢ドール | ご協力、感謝します。正直、ちょっと助かりました。 |
妖夢ドール | それと……、すみませんでした。勝手に家出なんかしたりして。 |
妖夢 | ううん。謝るのはこっちよ。あなただけに、大変な仕事をやらせちゃってたんだから。 |
妖夢ドール | いえ。これは幽々子さまから頼まれていた私の仕事ですので、当然です。 |
アリス | 口ではこんなこと言ってるけどね。ホントは、いつも頑張ってる自分の半身を休ませたかったのよ。 |
アリス | この夏は、仕事を気にせず楽しんでほしいって。貴方、自分に愛されてるわね。 |
妖夢ドール | ちょ、ちょっと!それは言わないでって言ったじゃないですか! |
妖夢 | そんな風に思ってくれてたんだ。ありがとね、半霊の私。 |
妖夢ドール | ……あなたが息抜きできたのであれば、それでいいです。 |
妖夢 | さーて! これで、任務完了ってことなら、今度こそ冥界へ帰りましょう! ね。 |
妖夢ドール | ……いいえ、戻りません。 |
妖夢ドール | あなたのところへは、……もう戻れないんです。 |
妖夢 | え……!? |
キャラ | セリフ |
---|---|
魔法の森・アリスの家 | |
妖夢 | も、戻れないって……どういうこと?ただ、人形から、出てくればいいんじゃ……? |
妖夢ドール | それができないんです。半霊である私と、この人形の身体が同化してしまったから。 |
妖夢ドール | 幽々子様が言っていました。幽霊が長い間物に憑りつくと、霊魂が定着してしまうって。 |
妖夢 | そんな……。 |
アリス | それを防ぐために、魂の定着を遅らせる処置を施してはいたんだけど……。 |
アリス | おそらく、激しく動きすぎて、予想外に早く馴染んでしまったようね。 |
妖夢 | さっきの幽霊人形みたいに、身体を壊して、半霊を取り出せないのですか? |
アリス | 無理よ。もし壊したりすれば、霊魂に戻れないまま、消滅してしまうわ。 |
妖夢 | しょ、消滅!?で、でも、このままじゃ……。 |
妖夢ドール | 大丈夫ですよ。私はこのままアリスさんの所でご厄介になります。この身体も気に入ってますし。 |
妖夢ドール | 定期的に、アリスさんにメンテナンスしてもらえれば、壊れはしないでしょう。 |
妖夢ドール | あなたには、悪いと思っていますが……。 |
妖夢 | ダメよ! 絶対にあなたを元に戻さなきゃ!でも……、どうすれば……っ! |
??? | あるわよ、方法なら。 |
妖夢 | その声は……、幽々子さま! |
幽々子 | 妖夢と、妖夢ドールだったわよね。二人とも、よく聞きなさい。 |
幽々子 | 半霊を元に戻す方法は……、貴方たち二人が、戦うこと。 |
妖夢 | ……へ? |
幽々子 | 衆目の中、お互いだけを目に映し、お互いだけを想い合って、剣を振るうの。 |
幽々子 | そうすることで、半人と半霊が合体して、元の妖夢の姿に戻ることができるのよ。 |
アリス | ……それ、本当?貴方、からかってるんじゃないでしょうね。 |
幽々子 | あら、人聞きが悪い。まぁ、ちょっとしたコツがいるんだけどね。 |
幽々子 | とにかく、二人が本気で戦う必要があるのよ。全身全霊、全力でね。 |
妖夢 | そんな無茶な。もし誤って壊しちゃったら、半霊は……。 |
妖夢ドール | なに言ってるんです。半人の私なんかに、簡単にやられませんから。 |
幽々子 | そうよ、妖夢。やる前に失敗なんか考えないで、やりながら成功する方法を探しなさい。 |
幽々子 | 半身を本当に取り戻したいなら、余計なことを考えられないくらい、本気になるのよ。 |
妖夢 | 余計なことを考えず、本気で……。 |
妖夢 | ……そう、ね。やりましょう、半霊の私。あなたに勝って、半霊に戻してみせる! |
妖夢ドール | ふふ、いいでしょう。私も全力でいかせてもらいます! |
幽々子 | そうと決まれば、観客を集めなきゃね。さあ、思いっきり盛り上げるわよ〜! |
キャラ | セリフ |
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魔法の森 | |
(観客がざわつく声) | |
にとり | らっしゃいらっしゃい! 観戦のおともに、イカ焼き、焼きそば、お酒はいかがー! |
村紗 | あ、すみませーん。焼きそばとお酒を二つ。……妖夢さん。半霊が見つかったんですね。 |
にとり | 私たちのとこにまで聞きに来てたもんねー。見つかってよかったよ。はい、お待ち。 |
魔理沙 | それにしても、冥界から脱走した幽霊どもが物に憑りついて暴れていたなんてな。 |
魔理沙 | あんまり大きな騒ぎにならなくてよかったけど、まったく、あの亡霊姫は何してたんだか。 |
村紗 | まあまあ。今日は、そんなこと忘れて楽しみましょう。ほら、そろそろ始まりますよ! |
(観客の拍手喝采) | |
魔理沙 | おっ、来たか。妖夢ー! 頑張れよー! |
幽々子 | 露店の集客もあって、大盛り上がりね。さーて、私も食べ物を調達しなくっちゃ。 |
アリス | 呑気なものねぇ……。これで成功しなかったら、どうする気? |
幽々子 | 心配してくれてありがとう。でも、大丈夫。あの二人なら、きっと上手くいくわ。 |
(観客の拍手喝采) | |
妖夢 | どうしよう……、こんなにたくさん、緊張してきちゃった。 |
妖夢ドール | 集中してください。そんなことじゃ、私に勝つなんてできませんよ。 |
妖夢 | わかってるって。それじゃ、始めましょうか。 |
妖夢たち | いざ! |
(剣撃の音) | |
魔理沙 | おお! いきなり同時に大技か。こいつは楽しめそうだぜ! |
妖夢 | ぐ、ぐぅ……っ。きゃあああああっ! |
(剣撃の音) | |
妖夢ドール | あら、吹っ飛ばしすぎちゃいました。……でも、まだ終わりなわけないですよね? |
妖夢 | はぁ、はぁっ……。ふふっ、やっぱり強い。人形の身体だと、疲れないからかしら。 |
妖夢ドール | ……なにを笑っているんです? さあ、さっさと剣を構えてください。 |
妖夢 | ええ……でも、あなたといるのが、なんだか頼もしくて、安心しちゃってね。 |
妖夢ドール | あ、安心……? |
妖夢 | うん。幽霊人形と戦ってる時、やっぱり私、半霊といっしょじゃなきゃダメだって思ったの。 |
妖夢 | だから……ごめんね。あなたを置いて、一人でプールを楽しんで。 |
妖夢 | これからは、あなたのこと、もっと大切にするから。お願い、戻ってきてほしいの。 |
妖夢ドール | ……私も、あの時、いつも以上の力を出せたと感じていました。 |
妖夢ドール | やっぱり私たち半人半霊は、二人で一つ。だから……私も、同じ気持ちです。 |
妖夢ドール | でも、それはそれ、これはこれ。この試合、勝つのは私ですから。 |
妖夢 | あー! 言ったわね。残念だけど、勝つのは私よ! |
妖夢 | とりゃあーーーっ! |
(激しく続く剣撃の音) | |
魔理沙 | おお、ものすごい斬り合いだ。どっちも一歩も退いていないな! |
アリス | でも、あんなに激しい応酬を続けたら、人形が壊れてしまうんじゃ……。 |
(剣撃の音) | |
妖夢ドール | はっ、はぁっ……。くそ……。手足がうまく、動かない……。 |
妖夢 | まだまだ、行くわよ!はああっ! |
(剣撃の音) | |
妖夢ドール | くっ、これは……! 押し切られる!うわあああっ! |
(斬れる音) | |
妖夢 | えっ!? あああっ! |
妖夢 | う、うそでしょ……!?私の剣が、人形の身体に刺さって……! |
妖夢ドール | ……私の、負け、ね。さすがだわ、私……。 |
妖夢 | 半霊、待って!ダメぇぇええーっ!! |
(半霊が薄く見えなくなっていく…) | |
妖夢 | そんな……、失敗しちゃった。私の、半霊……。 |
アリス | 妖夢……。 |
妖夢 | これからは、ずっといっしょって決めたのに……。 |
妖夢 | ごめんね……。私が、半人前なせいで、あなたを元に戻してあげられなかった……。 |
妖夢 | ……あれ?なんだか、背中が温かい。懐かしくて安心する。これは……。 |
(半霊が妖夢の背中に現れる) | |
妖夢 | は、半霊!! 元に戻れたのね!よかったぁーーっ! |
幽々子 | やったわね、妖夢。半霊も取り戻して、自分自身にも打ち勝って。ぜーんぶ大成功だわ。 |
アリス | 半霊が入っていた人形は、壊れちゃったわね。ふふ、あなたも、お疲れ様。 |
妖夢 | あの……、人形師さん。ありがとうございました。その……、色々と。 |
アリス | 気にしないで。私だって、自分のためにやってたから。 |
アリス | そうだ。これから、壊れた人形たちの供養に行くんだけど、あなたもいっしょに来る? |
妖夢 | はい! お供させていただきます。 |
キャラ | セリフ |
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白玉楼・数日後 | |
幽々子 | いらっしゃい、七色の人形遣いさん。今日は、どんなご用かしら? |
アリス | お邪魔するわ。ちょっと、あなたに聞きたいことがあってね。 |
アリス | 貴方……。亡霊の脱走を見て見ぬふりしたのは、なぜ? |
幽々子 | ああ、そのことね。ふふっ、それはね……、妖夢のためよ。 |
幽々子 | すべては、半身を蔑ろにしたことを反省させて、あの子を一人前に成長させるため。 |
幽々子 | そのために、脱走した幽霊も、家出した半霊のことも、利用したのよ。 |
アリス | 本当に、それだけ? |
幽々子 | もちろんよ。あ、そうそう。ちなみにね、半霊と人形の同化についてなんだけど……。 |
幽々子 | あの話、ぜーんぶウソ。 |
アリス | え!? ちょっとそれ、どういうこと?あんなに手の込んだことまでしたのに? |
幽々子 | 実際は、同化なんて起きないの。ただ、半霊が嘘を信じて、思い込んじゃっただけでね。 |
アリス | あなたねぇ……。 |
幽々子 | でも、あれで正解だったのよ。 |
幽々子 | 半霊が、ちゃんと妖夢の言葉に動かされて、戻りたいって思わなきゃ意味がなかったから。 |
幽々子 | 試合の観客を入れたのも、そのためよ。ほら、お祭りの場って、気分が高揚するじゃない? |
アリス | はぁ……、なるほど。全部、貴方の思惑通りだったってわけね。 |
アリス | まあ私も、自律人形の新しい知識をたくさん得られたから、そこだけは感謝するわ。 |
アリス | じゃあ、失礼するわね。さよなら。 |
妖夢 | おっとっと……。これを運ぶのは、ちょっと大変ね。気をつけないと……。 |
幽々子 | あらあら、妖夢。そんな大荷物で大丈夫?また、つまづいたりしないかしら。 |
妖夢 | 大丈夫ですよ、幽々子様! ほら!こうやって手伝ってもらっていますから。 |
幽々子 | ああ。半霊と分け合って持っているのね。いいじゃない。 |
妖夢 | ほかにも、失敗しないように、相談したり分担したりして、作業しているんですよ。 |
妖夢 | おかげで仕事が捗って、早く終わりそうなんです! |
幽々子 | まあ、すごいじゃない。ちょっぴり一人前に近付いたんじゃない? |
妖夢 | えへへ……。ありがとうございます!早く一人前になれるように、頑張ります! |
幽々子 | ふふふっ、期待しているわ。 |
妖夢 | はい! では、仕事に戻りますね。 |
妖夢 | よし、じゃあ行くよ。せーのっ! |