蓬莱の人の形

基本情報

レア度 SSR
属性 Ro
キャラクター 藤原妹紅
イラスト 霧梟
登場日 2022年9月30日

パラメーター

項目 Lv.1 Lv.MAX&深化Lv.最大時
戦力 14014
Em 3156
Co 3693
Ro 7165

ミタマバースト

Lv.1
Lv.2
Lv.3 ライフを70%回復し、8秒間ノーツスコア+70%、ノーマルノーツならさらにノーツスコア+70%

バーストリンク

Lv.1 一定時間ノーツスコア+60%
Lv.2 一定時間ノーツスコア+65%
Lv.3 一定時間ノーツスコア+70%

カグラエフェクト

Lv.1
Lv.2
Lv.3 7秒ごとに63%の確率で6.3秒間、ノーツスコア+20%、BRILLIANTならさらにノーツスコア+20%

おでかけ効果

Lv.1 おでかけで獲得するユメのしずく+35%
Lv.2 おでかけで獲得するユメのしずく+37%
Lv.3 おでかけで獲得するユメのしずく+40%

ミタマ紹介

千年以上続く因縁関係。
憎きあの女からの差し金ならば、容赦など一切必要ない。
「肝試し中だかなんだか知らないが……。
今宵の弾は、お嬢ちゃんのトラウマになるよ」

ミタマ解説・小ネタ

カード名「蓬莱の人の形」は、Win版東方三部作の最後の作品にして東方の大きな区切り(一時は最終作だった)である原作STG「東方永夜抄」の最後のステージ・EXにて登場する藤原妹紅の二つ名「蓬莱の人の形」から。
妹紅のスペルカードやそのスペカに添えられた意味深なコメント、そしてこの二つ名から、ZUN氏作品最大の謎である「蓬莱人形」と妹紅に何かしらの関係があると考えられている(東方にとっての最終作、東方にとっての最後のステージで蓬莱人形の謎が少しだけ解けるような要素が入っているのはなかなかエモーショナル)。
「今宵の弾は、お嬢ちゃんのトラウマになるよ」というセリフは、東方永夜抄・EXステージを十六夜咲夜レミリア・スカーレットの2人「夢幻の紅魔チーム」で挑んだ際に言うセリフ。「憎きあの女からの差し金」も同様、原作での会話から。
「肝試し」もEXステージの内容から。

後ろ向きの黒髪の少女は、妹紅の過去の姿。抱えている壺は蓬莱の薬が入っている壺。この絵では顔が見えていないが顔は判明している。カラーで描かれたことがないため詳しくはわからないが、資料を見る限り昔は髪と目の両方が黒かったと思われる。蓬莱の薬は服用時の容姿及び中身が永遠に維持されるという効果も持つが、それなら何故妹紅は短い黒髪や幼い姿を保てず白い長髪に赤目の姿へと変貌したのか。これについては詳しいことが明かされておらず、今でも妹紅最大の謎のひとつである(蓬莱の薬を飲んだ時に何らかの異常が起きたという解釈があったりする)。
過去妹紅は公式書籍「東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red.」にて描写されている。その後公式書籍「東方儚月抄」小説版(Cage in Lunatic Runagate.)にて過去についての掘り下げがあった。ここで妹紅の幼少期や輝夜との昔の関係、不老不死になった理由が明かされるため、ファン必見。
ちなみに、妹紅のスペカコメントのひとつから「”妹紅”という名は妹紅本人が自分でつけた名前なのではないか」という考察が存在し、過去妹紅を「名前が”妹紅”ではなかった頃の妹紅」と解釈している人も少なからず存在する。

ガチャで出てくる時のセリフ

ネタバレ注意

ネタバレ注意

ふう、また死ねなかったなあ

ミタマエピソード

エピソード1

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1

竹の中から現れた、かわいいかわいいお姫様。
とある老夫婦はそんな彼女をたいそうかわいがり、立派な淑女へと育て上げた。
お姫様は数多くの求婚を断り続け、ついには老夫婦にお礼を告げ、
月へと帰ってしまった──そんな、ありきたりな昔話。

──しかし、その話の裏側には、ひとりの少女の物語が存在した。
月とは何も関係ない、地上で生まれ育った貴族の娘。
だが、父が月のお姫様に恥をかかされたことで、彼女の人生は大きく傾いてしまう。
少女は、父を愚弄した女が許せなかった。
だから、女が残していった不老不死の薬を奪い、飲みこんだ。

2

その瞬間から、少女は人間ではなくなり、そして永遠を過ごすこととなる。
復讐のために選んだ道だ。そこに後悔などありはしない。
あるのは、地獄の窯のようにぐつぐつと煮えたぎる復讐心だけ。

 「人間じゃないやつを殺すんだ。
       私が人間をやめるのは当然だろう?」

少女──藤原妹紅は終わりのない時の中で、いつか必ずあの女を殺すと心に誓った。

エピソード2

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1

──あれから千年以上の月日が流れた。
蓬莱人となった少女はひとり静かに竹林で暮らしていた。
静かとは言っても、月のお姫様と顔を合わせれば殺し合いが発生するし、
最近知り合ったワーハクタクの寺子屋仕事を手伝ったりもしている。
それなりに充実し、そして殺伐としている生活を送っていた。
そんな彼女はある日、竹林の中で仇敵の使いの姿一妖怪はびこる丑三つ時に肝試しを行う一を見た。

 「人間なんてめったなことじゃ
          立ち寄らない深い深い竹林で、
あの女の関係者が肝試しを行うなんて・・・・・・
     ずいぶんと不用心なんじゃあないか?」

2

あれから千年以上の月日が流れた。
しかし、少女の復讐心は決して薄れたりなどしていない。
むしろ、反省の色すらない仇敵のせいで、増長してさえいる。

 「ちょうどいい機会だ。ここいらで、
    私の怒りってやつを再認識してもらおうか」

本人ではないが、関係者なら自分の怒りを受ける義務というものがある。
そもそも、憎きあの女からの差し金ならば、容赦などする必要がどこにあろうか。

3

 「今宵の弾は、
         お嬢ちゃんのトラウマになるよ」

これは、完全な八つ当たり。
千年以上かけて積み上げた怒りをぶつける──そんなむなしい戦いだ。