スポットエピソード：地下室

ハコニワのスポットエピソード「地下室」の会話です。

目次

地下室

急募！　フランのお世話係

キャラ セリフ
紅魔館
レミリア あら咲夜、どうしたの？
咲夜 お嬢様･･････。実は、妹様の件で、ご相談が。最近、お元気がないようなのです。
レミリア そう。それじゃあ、新しい遊び道具を用意してあげて。それで様子を見ましょう。
咲夜 かしこまりました。では、そのように。
数日後
咲夜 お嬢様。その、妹様なのですが･･････。
レミリア どうかしたの？
咲夜 実は、お元気になるどころか、ご機嫌まで悪くなってしまいました･･････。
レミリア あらら、どうしたのかしら･･････。私が、ちょっと話を聞いてくるわ。
地下室
フラン つまんないー！
レミリア ちょ、ちょっと、フラン？
フラン 復興が進んだら、泥棒とか見物客がたくさん来て、一緒に遊べるかと思ったのに･･････。
　 誰も来ないじゃない。がっかりだわ。
レミリア ああ、そういうこと･･････。わかったわ。
フラン あら？　お姉さまが遊んでくれるの？
レミリア 違うわよ。かわりに、あなたに世話係をつけてあげる。
　 さて！　そうと決まれば、さっそく天狗の新聞に、広告を出すわよ！
数日後
レミリア 誰も応募してこないじゃない！
射命丸文 いや～、残念ですねぇ。せっかく、一面広告まで出したのに
レミリア こうなったら、直接スカウトするしか･･････。そうだ。あなた、妹の世話係をする気はない？
射命丸文 あややや。それは無茶です、レミリアさん！　私、取材で忙しい身ですから！それでは！
射命丸文 （ヒョコッと消える）
レミリア ･･････ちっ、逃げられたか。まあいいわ。他に当たるとしましょう。
博麗神社
魂魄妖夢 えっ、お世話係？　いや、私はちょっと･･････。その･･････、庭師の仕事があるので。すみません！
魂魄妖夢 （さっさと消える）
レミリア あ、ちょっ･･････。れ、霊夢！　あなたなら引き受けてくれるでしょう！？　ねっ？
霊夢 無理。もう諦めた方が、いいんじゃない？
霊夢 （とっとと消える）
レミリア そんなぁ･･････。
紅魔館
レミリア どうして、ここまで断られるのよ･･････。引き受けてもらうための策は、何かないかしら。
？？？ （レミリアの元にやってくる）
魔理沙 おっ、悩み事か？･･････って、あれか。新聞に載っていた、フランの世話係のやつ。
　 どうせ、一人も応募が来なかったんだろ？　まあ、無理もないけどな。
レミリア どういうことよ？
魔理沙 あいつと遊ぶのは、楽じゃない。あいつは、力加減ができないからな。遊ぶ方は命がけだ。
　 そんな奴の世話係なんて、たとえ食事付きでも給料があれじゃ、割に合わないな。
　 もちろん、私もお断りだ。じゃあな！
レミリア ちょ、ちょっと！？･･････もう！　それじゃあ、どうしろっていうのよ～！

宇宙を夢見た少女たち

キャラ セリフ
地下室
（誰かが歩いてくる）
パチュリー ちょっといいかしら、フラン。って、これは･･････ロケット？
　 ちょっと、貴方たち。何をしているの？
早苗 あ、お邪魔しています。今、宇宙観光のための、ロケットを作っているんですよ！
にとり 幻想郷初の宇宙旅行事業を立ち上げて、一儲けするんだ～。
早苗 前も紅魔館で、ロケットを建造されたんですよね。なので、縁起がいいと思いまして。
パチュリー それはそうかもしれないけど、だからって、勝手にこんなことを･･････。
早苗 あ、許可ならちゃんといただいています。この地下室の所有者から。
フラン この部品は、ここで使うのよね？　できたわよ！　次はどうするの？
パチュリー ･･････どうやら、嘘じゃないみたいね。
　 でも、このロケット、本当に飛ぶのかしら？　この構造では、推進剤が足りなくなりそう･･････。
早苗 あ、なんだか詳しいご様子！　もしかして、手伝っていただけるんですか？
パチュリー いや、私は手伝わないけど。
早苗 そうですか･･････。では、完成した暁にはお呼びしますので、楽しみにしておいてくださいね！
　
（金槌をたたく）
パチュリー ねぇ、ちょっと。そこのパーツは、その大きさじゃサイズが合わないわよ。
早苗 えっ！？　あ、ありがとうございます･･････。
　
（ドリルを使う）
パチュリー そこを居室にするなら、快適さを考えて、もっとスペースを取った方がいいと思うわ。
にとり びっくりした･･････。って、やっぱり手伝う気になったのか？
パチェリー いいえ、そんなつもりはないわよ。
数時間後
早苗 やりました！　ついにロケット完成です～！
パチュリー やるじゃない。本当に完成させるなんて。
フラン 結構かっこいいのができたわね。それじゃ、さっそく試験飛行を始めましょ！
にとり よーし、導火線に点火～！
着火音
パチュリー ･･････あら？　そういえば、天井はどうやって開けるつもり？
早苗 え、天井？　･･････あああっ！？
パチュリー ま、まさか、天井を開けるのを忘れてたの！？　これじゃあ、ロケットが激突するわよ！
早苗 た、大変！　にとりさん！　試験飛行は中止！　今すぐ中止です～！
にとり ひゅい！？　急にそんなこと言われても！　そ、そうだ、導火線の火を消せば･･････！
パチュリー それなら、魔法で水をかけて･･････ダメ、消えない！　ああ、もう間に合わないわ･･････っ！
ロケットの発射音･･･？
パチュリー ･･････あ、あれ？　ロケットは？
フラン もしかして･･････、飛ばなかった？
早苗 これは･･････、どうやら打ち上げ用の燃料が、入ってなかったみたいですね。
にとり つまり、不幸中の幸いか･･････。って、ん？　なんか、ロケットが傾いてる？
フラン ちょっと･･････。これ、倒れるわよ！
ロケットが倒れる衝撃音
にとり ああーっ！　私たちのロケットがぁー！　･･････ううっ、こんなのあんまりだぁ･･････。
パチュリー あやうく、館ごと吹き飛ぶところだったわ･･････。この程度の被害で済んで、幸運だったわね。

大いなる地底への旅

キャラ セリフ
地下室
（誰かが歩いてくる）
慧音 ここのメイドに呼ばれてきてみたが･･････。なんだ、誰もいないのか？　ってうわっ！
　 な、なんだ、この大穴は！？　んん？　穴の底に誰かがいる？
董子 あっ！　その声は、寺子屋の先生！　ちょっと待っててね、今行くから。
フラン・董子 （穴から出てくる）
慧音 お前たち、いったい何をしているんだ？
フラン 今、地下の発掘調査をしているのよ。何か面白いものが見つかるかもしれない、と思ってね。
董子 慧音さんは歴史の先生だから、こういうのに興味があるんじゃないかなって。
慧音 そう言って、手伝わさせる気だろう？　くだらない、帰るぞ。
董子 待って待って！　帰っちゃう前に、これを見て！
　 さっき地下を掘っていたら、見つけたの。これ、寺子屋の授業に役立つんじゃないかな？
慧音 これは、貝殻の化石か？　こんなものが見つかるとは。･･････ふむ、確かに興味深い。
　 そうだな、見つかった化石を教材として寄贈してくれるというのなら、手伝おう。
董子 やったぁ！　ありがとう！
フラン 人手が増えたわね。さ、早く続きをしましょうか。
数時間後　（地下室の下に掘った洞窟にて）
慧音 いやあ、素晴らしいな！　はっきりとした層理に、豊富な化石！　どこを掘っても発見がある！
（満面の笑みで掘り進める）
フラン もう一つ、横穴を開けたわ。今度はこっちを探してみましょう。
フラン （さらに奥に進む）
董子 よーし、さらに深くまで掘って、もっと化石を見つけるぞー！
董子 （さらに奥に進む）
慧音 おお！　今度は生物の骨か！　･･････うん？　なんだか、地響きが聞こえるような？
レミリア ちょっと、あなたたち！？　館が傾き始めてるんだけど、何をやってるのよ！
　
董子 そ、そんな！　家具が、ぐちゃぐちゃになってる！
慧音 ほ、本当だ！　このままではいけない！　すぐに穴を埋めて修復しよう！
（しばらくして地下室にて）
レミリア なるほどね。化石を掘り出すのに夢中になって、地下を掘りすぎたってことね･･････。
慧音 本当に申し訳ない！　次々に面白いものが見つかったもので、つい熱中してしまって･･････。
レミリア まあいいわ。ちゃんと修復もしてくれたことだし。でも、もう二度とここで発掘はしないで。
フラン ま、そうね。寝床がなくなると、私もさすがに困るし。
董子 残念だったね、先生。せっかく、色々見つけたのになぁ。
レミリア ああ、掘り出した化石なら、好きに持って行ってよ。放置されても困るわ。
慧音 本当か、恩に着る！　では、さっそく持ち帰って、鑑定を･･････。
慧音 ･･････ん！？　ちょっと待て、ないぞ。ここに置いていたはずの化石が、一つもない！
董子 え？　･･････あっ！　そ、そういえば、さっき、全部いっしょに埋めちゃったよ！
慧音 な、なんてことだ。せっかくの大事な教材が･･････。

妹の心、姉知らず？

キャラ セリフ
地下室
？？？ （ざわざわ）
フラン ふわぁ･･････、なんか騒がしいなぁ。もう夜なの？
　 ･･････って、なによ、こいつら！？
にとり・魔理沙・文 （フランの元に歩いてくる）
魔理沙 おっ、やっと起きたか。みんな待ってたんだぞ！　さあさあ、好きなだけ遊ぼうぜ！
フラン えっ、どういうこと？･･････ま、いっか。それじゃあ、遊んでもらうわよ！
　
（弾幕音が響く）
フラン あー、遊んだわ！　ちょっと疲れたし、今日はここまでね。さ、帰った帰った。
魔理沙 いやいや。もっと楽しもうぜ！　これだけ集まる機会は、そうそうないぞ？
射命丸文 そうですよ！　さ、次はどうします？　人形遊び？　鬼ごっこ？
フラン あんたたち、･･････なんだか妙ね。なんで、そんなに遊ぼうとするのよ？
にとり 本当にこれで合格したら、大金がもらえるのかなぁ？　思ってたより楽だから、ありがたいけどさ～。
フラン ･･････大金？
　 ちょっと！　大金ってなんのこと？　説明してもらうわよ！
にとり ひゅい！？　待って待って！　じ、実はこれ、あんたの世話係決めの、オーディションなんだよ！
　 合格したら願いをかなえてくれるらしくて、参加者はみんな、それが目当てなんだ！
魔理沙 ･･････バカ！　そんなに正直に言うやつがあるか！
　 そりゃあ私だって、自由に本が借りられるのはいいなとは思ったけどさ！
射命丸文 私を一緒にしないでくださいよ。私はただ、ジャーナリストの使命を果たしに来ただけです！
魔理沙 そんなこと言っておまえ、紅魔館の独占取材権につられていたじゃないか！
フラン （怒りで震える）
にとり そ、そういうわけで！　大金を欲しがったのなんて、私くらいだから！　安心して！
フラン どっちにしろ、最悪よ。あんたたち全員、出て行け―！
（弾幕を放つ）
？？？ （誰かがやってくる）
レミリア ちょ、ちょっと！？　どうしたの？　フラン、落ち着いてちょうだい！
魔理沙 （足早に退散する）
魔理沙 おい、レミリア！　やっぱり私は降りるぜ！　こんなの割に合わないからな！
射命丸文 私も撤退です！　もう取材どころではありません！
射命丸文 （足早に退散する）
にとり じゃ、そういうことで！　とにかく逃げろー！
にとり （足早に退散する）
レミリア あっ、ちょっと待って！？　オーディションは、まだ終わってないのに･･････！
フラン ･･････お姉様。オーディションって、どういうこと？
レミリア ほら･･････あなた退屈してたでしょ？　だから、早く世話係を見つけた方がいいと思って。
　 でも、相性の良しあしがあるから、直接、あなたに選んでもらおうとしたんだけど･･････。
フラン それで、願い事をエサに、みんなを集めたのね。いかにもお姉様らしい、独りよがりな計画だわ。
レミリア 私は、あなたのために･･････！
フラン うるさい！　出ていけ！
　 （弾幕を放つ）
　 ふん。ホントあいつったら、くだらないことばっかり考えるんだから。･･････ん？
　 まだ参加者が残っていたの？　しつこいわよ。さっさと出て行って。
こいし 何かあったの？　そんなことより、ねぇ。私に気づいたんだから、一緒に遊ぼう？
フラン はあ？　何言って･･････。
こいし ほーら、早く！　まずは、かくれんぼだよ。さっ、十数えて！
フラン ええっ！？　い、いーち、にーい･･････。
数時間後
フラン また負けたわ！　･･････あなた、かくれんぼが上手すぎるわよ。
こいし えへへ、そうでしょー。それじゃ、次は何して遊ぶ？　弾幕ごっこ？
フラン いいわよ！　今度は、負けないんだから！
咲夜 お二人とも、楽しそうです。･･････よかったですね、お嬢様。
レミリア そうね。思ったようにはいかなかったけど･･････。ま、これはこれで、悪くない結末だわ。ふふっ。