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====== 少女の夏の一日に ======
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===== 基本情報 =====
^ レア度 | SSR |
^ 属性 | Em |
^ キャラクター | 博麗霊夢 |
^ イラスト | あっきー人 |
^ 登場日 | 2022年8月4日 |
===== パラメーター =====
^ 項目 ^ Lv.1 ^ Lv.MAX&深化Lv.最大時 ^
^ 戦力 | | 13926 |
^ Em | | 7085 |
^ Co | | 3857 |
^ Ro | | 2984 |
===== ミタマバースト =====
^ Lv.1 | ボスに対しShot×8のダメージを与え、4秒間ノーツスコア+60% |
^ Lv.2 | ボスに対しShot×9のダメージを与え、6秒間ノーツスコア+65% |
^ Lv.3 | ボスに対しShot×10のダメージを与え、8秒間ノーツスコア+70% |
===== バーストリンク =====
^ Lv.1 | 一定時間ノーツスコア+60% |
^ Lv.2 | 一定時間ノーツスコア+65% |
^ Lv.3 | 一定時間ノーツスコア+70% |
===== カグラエフェクト =====
^ Lv.1 | |
^ Lv.2 | |
^ Lv.3 | 6秒ごとに62%の確率で5.4秒間、ノーツスコア+20%、BRILLIANTならさらに+20% |
===== おでかけ効果 =====
^ Lv.1 | おでかけの必要時間-16% |
^ Lv.2 | おでかけの必要時間-17% |
^ Lv.3 | おでかけの必要時間-18% |
===== ミタマ紹介 =====
博麗の巫女が神社を留守にしている理由。
それは、天界ビーチにこっそり遊びにいくことだった。
「見つかったならしょうがない。一緒に遊びましょ?」
「やれやれ。博麗の巫女からの誘いは断れないぜ」
===== ガチャで出てくる時のセリフ =====
「夏、太陽、キラキラ……海っていうのも、悪くないわね」
===== ミタマエピソード =====
==== エピソード1 ====
「なあ、霊夢。最近神社を留守にしてるが、
どこにいってるんだ?」
まばゆい日差しが幻想郷に降りそそぐ、とある夏の日。
霧雨魔理沙は神社の境内で小石を蹴りながら、親友に何気ない問いをぶつけた。
「別に。ただの野暮用よ、野暮用」
「野暮用って……
一度や二度じゃないから聞いているんだぜ?
遊びにくるたびに留守にしてるんだ。
何をしてるのかぐらい知りたくなるもんだろう」
「野暮用、私用、用事。
どの言い方をすれば納得してくれる?」
「……とにかく私に知られたくないってことだけは
よぉーっく分かったぜ」
「あと、今日も神社をあけるから。
あんたはもう帰った帰った」
「えー、またかよ。
少しは私の相手をしてくれよな―」
ブツクサ文句をたれつつも、魔理沙は言われたとおりに帰宅する。
残された霊夢は神社の戸締りをしっかりとし、そして空高く飛翔した。
――彼女がたどり着いたのは、天界ビーチと呼ばれる場所にある入り江だった。
持ってきていたスイカを水に浸し、水着に着替えて準備万端。
「さぁっ、
今日も思いっきり羽を伸ばすわよ~っ!」
幻想郷の平和を守るために常に気を張っている博麗の巫女も、
たまの休みは気を抜いて過ごしたいものらしい。
==== エピソード2 ====
霊夢にとって秘密の場所。
滝の音とさざ波の音が聞こえる、美しい入り江。
「偶然見つけた場所だけど、
涼しいし、誰も来ないしで最高だわ~」
火照った身体を水で冷やし、ばちゃばちゃと水中を自在に泳ぐ。
そうして、ひとしきり水浴びを楽しんだ霊夢は、近くの草むらに声をかけた。
「隠れてないで出てきなさい。
さもないと、弾幕(たま)ぶち込むわよ」
「ちぇっ。やっぱりバレていたか。
相変わらず勘の鋭いやつだな」
やれやれ、と肩をすくめながら姿を現したのは、霊夢の親友・霧雨魔理沙だった。
「どこに行くのか気になったんで、
後をつけてみたんだが……。
まさかこのビーチにこんないい場所があるとはな」
「誰にも邪魔をされたくないから
黙っていたんだけどね。
まあ、こうしてあんたに見つかっちゃったんだし、
もう隠しきれないけど」
「霊夢の秘密のバカンス……って見出しで、
天狗に情報が売れそうだな」
「そんなことで儲けられるなら、
私が自分で情報を売るわよ。
そ・ん・な・こ・と・よ・り――えいっ!」
魔理沙の言葉を切り捨てつつ、霊夢は彼女を勢いよく海に引っ張り込んだ。
「うぶえっ。い、いきなりなにすんだよ!
あーもー、服がびしょぬれだ……」
「海に来たんだから遊ばなくっちゃ。
それとも、この暑さの中、何もせずに帰る?」
「……ま、どうせもうぬれちまってるしな」
霊夢から珍しく遊びに誘われた魔理沙は、ちょっと照れくさそうに鼻をかく。
それから数時間、二人の楽しそうな笑い声が、夏の海に響き渡るのだった。