~~NOTOC~~ ====== スポットエピソード:霧雨魔法店 ====== ハコニワのスポットエピソード「霧雨魔法店」の会話です。 {{INLINETOC}} ===== 霧雨魔法店 ===== ====扉は破壊するためにある==== ^ キャラ ^ セリフ ^ ^ 霧雨魔法店 || ^魔理沙  |はあ、やっと上がったな。急いで出発しないと。| ^魔理沙  |雨上がりにしか収穫できないキノコもあるんだ。この機を逃す手はないぜ。| ^魔理沙  | (下を向いて荷物をまとめる) | ^魔理沙  |靴よし、カバンよし、八卦路よし、と。よーし! 出発!!| |                                           || ^ 数時間後 || ^フラン  |もう、陰気臭い森ねぇ。霧雨魔法店とやらは、どこにあるのかしら。| ^フラン  |あっ、やっと見つけた!……って、あら? 鍵がかかってるみたい。| ^フラン  | (霧雨魔法店の扉を叩く) | ^フラン  |もしもーし! 寝てるのかな?こういう時は、きゅっとして……!| ^フラン  | (……何も起こらない) | ^フラン  |……そうだ。能力が使えないんだったわ。| ^フラン  | (身動ぎする) | ^フラン  |あー、もう! こうなったら、家の前で張り込んでやるんだから!| |                                           || ^ さらに数時間後 || ^魔理沙  | (ウキウキと帰宅) | ^魔理沙  |よーし! たくさん獲れたな。 こんだけあれば、しばらく……って、うわ!| ^魔理沙  |フ、フラン……? なんでコイツがここに? おい、起きろー! 朝が来ちまうぞ。| ^魔理沙  | (フランを揺する) | ^フラン  |うーん、うるさいわね。まだ眠いんだから、あと3日は……って、あれ?| ^フラン  |((んんー))遅かったじゃない! すっかり待ちくたびれちゃった! ((嬉しそうである))| |                                           || ^ 霧雨魔法店 || ^魔理沙  |なるほど。魔法の森で迷子になってるうちに、能力が発動しなくなったのか。| ^フラン  |最初は楽しく散歩してたのよ。おやつにキノコを食べたりしながら。| ^フラン  |でも途中で道に迷って……そういえば森にはあなたの家があるって、思い出したの。| ^フラン  |なんとかしてくれない? 魔理沙、あなたこういうことの専門家なんでしょ?| ^魔理沙  |専門家を名乗った覚えはないが、依頼を断っては、なんでも屋の名が廃るな。| ^魔理沙  |今の話で、だいたい検討がついた。ちょっと待っててくれ。| |                                           || ^魔理沙  | (何かを煮込む音) | ^魔理沙  |雨上がりの森には、魔封じのキノコが生える。タイミング的に間違いないだろうな。| ^魔理沙  |解毒薬を作るには……。イモリの尻尾に薬草と……あとは……。| ^魔理沙  | (煮込み解毒薬を作る) | ^魔理沙  |よし! できた! さあ、これを飲んでくれ!| ^魔理沙  | (出来上がった解毒薬をフランに渡す) | ^フラン  |ちょっと、これ、本当に口に入れて大丈夫?ドブみたいな色と匂いだけど?| ^魔理沙  |大丈夫大丈夫! あのキノコを食べたなら、これもいけるだろ!| ^フラン  |うう……しょうがない……。いただきまー……す。| ^フラン  | (解毒薬を飲み込む) | ^フラン  |わっ、この味……。あれ? 意外と美味しい?| ^魔理沙  |だろ! 色々工夫してみたんだ。 どうだ? 能力は戻ったか?| ^フラン  |うーん、変わったような気はしないけど……?| ^魔理沙  |あれ〜? おかしいな、これでいいはずだけど。煮込みが甘かったのか?| ^魔理沙  |……まあ、いいか。紅魔館まで送っていくよ。薬の代金は、あのメイドに言えば……。| ^フラン  |能力が戻ったかは、使ってみればわかるよね。 きゅっとして……ドカーン!| | (大★爆★発) || ^魔理沙  |ごほっ……うわ、家の中がめちゃくちゃに!?扉までぶっ壊れてるじゃないか!| ^フラン  |((ふふ〜ん♪))バッチリね。ありがとう、なんでも屋さん。紅魔館までも、よろしく!| ^魔理沙  |ちょっと待てー! お前、このまま帰るのか?せめて片付けくらいはしていけ!| ^フラン  |あら? 私にそんなこと、できると思う?わかったら、さっさと送ってちょうだい。| ^魔理沙  |お前、なんでそんな偉そうなんだよ!はぁ。マジメに取り合うだけ無駄かもな……。| ====七色の片付け術==== ^ キャラ ^ セリフ ^ ^ 霧雨魔法店 || | (大きな物音) || ^アリス  |あーもう、どうして私があんたの家を片付けなきゃいけないのよ。| ^魔理沙  |必要なマジックアイテムがあるって来たのはお前だろ? それも急ぎで。| ^アリス  |それとこれとは話が別よ!大体、なんでこんなに散らかってるのよ。| ^魔理沙  |吸血鬼の妹が来て、色々あったんだよ。家が吹っ飛ばなかっただけ、運がよかったな。| ^魔理沙  |それにしても、お前が来てくれて助かったぜ。どうやって片付けようか悩んでいたんだ。| ^アリス  |ああそう……じゃあ、やるからには徹底的にやるわよ!| ^アリス  |片付けで大事なのは、何がどのくらいあるのか把握すること。……この薬は?| ^アリス  | (瓶の擦れる音) | ^魔理沙  |魔封じの薬だな! こないだの雨のときに、収穫したキノコで作った分だ。| ^アリス  |へぇ、そんなのもあるのね。この風見鶏は?| ^アリス  | (紙箱の擦れる音) | ^魔理沙  |天気予報をしてくれるんだ。絶対に外れるけどな。| ^アリス  |役に立つのか立たないのか、微妙なラインね。……これは? ただの紐にしか見えないけど。| ^アリス  | (紙を掻き分けるような音) | ^魔理沙  |両端をそれぞれ別の瓶にくくりつけると、中身を入れ替えてくれるんだ。不思議だろ?| ^アリス  |そのくらいなら、魔法を使う必要もないでしょ。ガラクタばっかり、よくこれだけ集めたわね。| ^魔理沙  |そう言うなって。こっちは、たしか……。うわっ、本が噛みついてくる!? なんでだ!?| | (本が威嚇する) || ^アリス  |マジックアイテム同士が干渉しあって変質したのよ! ああ、もう……。| ^アリス  |そもそもこの家、収納が足りてないわ!集めたものは、ちゃんとしまいなさい!| ^魔理沙  |けど、何かをしまえるような収納なんてこの家にないぞ? 今から買いに行くか?| ^アリス  |あら、収納スペースって簡単に作れるのよ? たとえば、このあたりの小物を こうして……。| ^アリス  | (作業中……) | ^魔理沙  |おお、なんか棚っぽいものができてる……!| ^アリス  |はい、できた。力の弱いマジックアイテムはこの中に入れていって。| ^魔理沙  |重い物は、入れない方がよさそうだな。大きいやつはどうする?| ^アリス  |後から考えましょう。とりあえず、小物を分類して、スペースを作るわよ。| ^アリス  |方針が決まったからには、あとは一気に! 行くわよ、人形たち!| | (人形たちによるあっという間の大掃除) || ^魔理沙  |すごい! ほんとに家の中が片付いた! さすがだな、アリス!| ^アリス  |まあ、私にかかればこんなものよ。これなら商品もすぐ出てくるでしょ?| ^魔理沙  |たしかに。泥棒に入られても、何を取られたのかすぐわかるな!| ^アリス  |なんで盗まれることを前提にしてるのよ。防犯用の罠くらい置いとけばいいじゃない。| ^魔理沙  |あー、そりゃそうなんだけどさあ。なんか面倒くさくって。| ^アリス  |そうなことだから、本に噛まれるのよ。防犯も魔法でしてみたら?| ^アリス  |たとえば、侵入者を自動で感知する魔法とかあるじゃない?| ^魔理沙  |そうか! それと自由に大きさが変わる檻を組み合わせれば、いろんな奴を捕まえられるな。| ^アリス  |そういうこと。 ……どうせなら、捕まえた奴は別々の檻に入れたいわね。| ^魔理沙  |じゃあ同期させるための導線がいるな……。お、ちょうどよさそうなのがある。| | (作業中……) || ^アリス  |よし、これで完璧ね!結局、1日かかっちゃったけど……。| ^アリス  |私はこれで帰るけど、集めるだけじゃなくてちゃんと整理整頓もするのよ。| ^アリス  | (霧雨魔法店から出ていく……) | ^魔理沙  |おう! 今日はありがとな!……あれ? あいつなんでウチに来たんだっけ?| ^魔理沙  |あっ、そうだった! おーい、アリス!お前、肝心のマジックアイテムを忘れてるぞ!| ^魔理沙  | (急いでアリスを追いかける) | ====好奇心は妖精も閉じ込める==== ^ キャラ ^ セリフ ^ ^ 魔法の森 || | (茂みを歩く音) || ^ピース  |魔法の森の謎の洋館ね〜。そんなの、ほんとにあったの?| ^チルノ  |あったんだって! ほら、たしかこっちの方に。| ^ピース  |大きな木ばっかりだぞ。こんなとこに館を建てるやつなんて……。| ^ピース・チルノ| (森の中を進んでいく) | ^チルノ  |どう? ほんとにあったでしょ! あたいは見間違えたりしないんだから!| ^ピース  |いったい誰がこんなとこに……。なんか扉だけ、建物よりも妙に新しいな。| ^チルノ  |みてみて! この窓から中が見えるよ!変わった道具がたくさんある! 面白そう!| ^チルノ  |早く中に入ってみよう! あたいが窓を割ってあげる!| ^チルノ  | (行動を起こす)((大きな氷の玉を作ったと思われる)) | ^ピース  |待て待て! 何があるかわからないからな。こういうのは、バレないようにやらないと。| ^ピース  |痕跡を少なくするのが鉄則だ。煙突から、こっそり入らせてもらおう!| ^チルノ  |なにそれ、楽しそう!| ^ピース・チルノ| (煙突を見上げ、飛び立つ) | | (暗転……真っ暗な煙突の中を降りていく) || ^ピース  |よし、それじゃあいくぞ!| ^ピース  |思ったよりも狭いな……。わっ、蹴るなよ! 何すんだ!| | (衝突音) || ^チルノ  |さっさと進んでよ!あたいだって、はやく入りたいんだから!| ^ピース  |わかったって! うわ、そんな急いだらギチギチに……!| ^ピース・チルノ| (煙突から落っこちる) | ^ピース  |ススまみれになっちゃったな……。これじゃ、窓を割った方がマシだったか?| ^チルノ  |見たことのないものが、たくさんある!これとか変な形でおもしろ……えっ?| | (大きな物音) || ^ピース  |檻が降ってきた!? おい、チルノ、大丈夫か!って、うわあ! こっちも!?| | (ピースも檻に閉じ込められる) || ^チルノ  |不意打ちなんて、ひきょーなヤツ〜!こんな檻、あたいの能力で一気に……!| ^チルノ  | (自身の檻に向かって、内側から攻撃する) | ^ピース  |チルノの氷が通じない!? それなら、あたいの地獄の炎で……!| ^ピース  | (自身の檻に向かって、内側から攻撃する) | ^チルノ  |効果なし!? もー!せーせーどーどー勝負しなさいよ!| | (目の前が光出す) || ^ピース  |わっ、急に檻がピカピカ光りはじめた!? 今度は何!?| ^チルノ  |檻を繋いでる紐も、うにゃうにゃ動いてる!くっそー絶対にここから出てやる!| |                                           || ^ 数時間後 || ^魔理沙  | (扉を開けて帰宅) | ^魔理沙  |は〜! やっぱ我が家が落ち着く……。わっ、なんだこれ!? 床がススまみれに!?| ^ピース  |魔法使い!? どうして、あんたがここに!?| ^魔理沙  |どうしても何も、ここは私の家だ! お前らこそ、なんでウチにいるんだ?| ^ピース  |面白そうな館があると思って入ったら、この檻に閉じ込められちゃったの!| ^チルノ  |あたいに勝てないからって、ワナをしかけたな!珍しいもので気をひくなんて、ひきょーよ!| ^ピース  |お願いだよ、ここから出してよ!| ^魔理沙  |えぇ……けど、その檻が下りてるってことは商品に勝手に触ったんだろ?| ^魔理沙  |ていうか、その檻なんで光ってるんだ?お前たち何かしたのか?| ^チルノ  |知らないよ! 氷を撃ったら、ほら、こうして光るの!| | (檻が光る) || ^魔理沙  |能力を吸収してるのか?いや、けどそんな魔法は使ってない、はず……。| ^魔理沙  | (檻を解く) | ^魔理沙  |まあいいか。ほら、檻を解いたぞ。せめて片付けくらいは手伝って……| ^チルノ  |やったー! 外に出れる! さあ、急いで逃げるぞ、ピース!| ^チルノ  | (あっという間にいなくなる) | ^ピース  |言っとくけど、家に侵入しようって言い出したのあいつだからね! ……待ってチルノ!| ^ピース  | (チルノを追いかけて出ていく) | ^魔理沙  |おい、お前ら! ……えぇ、もしかしてこれ、また私が片付けないといけないのか……?| ====問題は入れ替わり立ち替わり==== ^ キャラ ^ セリフ ^ ^ 霧雨魔法店 || ^魔理沙  |はー……。やっと片付けが終わった……。| ^魔理沙  |でも、家がキレイだと気分がいいな。今日はのんびり過ごすとするか。| | (勢いよく扉が開く) || ^ピース  |魔法使いさーん! 大変、大変なんだよ!| ^魔理沙  |なんだあ? 今日の霧雨魔法店はお休みだ。わかったら、さっさと帰った帰った。| ^チルノ  |あたい、炎の妖精になっちゃった!| ^チルノ  | (炎を出して見せる) | ^魔理沙  |は? どういう……、いや、いい、家の中で炎を出すな。一旦外に出ようか。| |                                           || ^魔理沙  |なるほど、つまり、能力が入れ替わったのか。チルノが炎で、クラウンピースが氷……。| ^チルノ  | (炎を出して見せる) | ^ピース  | (氷を出して見せる) | ^魔理沙  |((ふふっん♪))なんか面白いし、しばらくこのままでも、いいんじゃないか?| ^二人   |よくなーい!| ^ピース  |考えてみてよ、魔法使いさん!地獄の炎は、人の狂気を増幅させるんだよ!?| ^ピース  |そんなの、コイツに扱えるわけないじゃん!? 今に大騒動になるよ!| ^チルノ  |ふん、あたいだってこんな能力いらないよ。使うたびに、なんだかすっごく疲れるし。| ^魔理沙  |まあ、しょうがない。大騒ぎになる前に、なんとかしてみるか。| |                                           || | (何かが強く擦れる音) || ^魔理沙  |よし、これでこの呪文は完成だ。能力を使ってみてくれ。| ^チルノ  | (炎を出して見せる) | ^ピース  | (氷を出して見せる) | ^魔理沙  |ダメか。……暗示もダメ、呪文もダメ。いったいどうすればいいんだ。| ^ピース  |原因がわかればいいんだけどね。でも、最近は変なものも食べてないし……。| ^魔理沙  |うーん、どれも妖精には効果がない、のか? ……あっ、そうだ! ちょっと待ってろ!| ^魔理沙  | (部屋から何かを取ってくる) | ^魔理沙  |あった、あった! すぐ見つかった! おい、二人とも、これを飲んでくれるか?| ^魔理沙  | (ピースとチルノに何かを渡す) | ^魔理沙  |魔封じの薬だ! 飲めば妖精の性質が下がって、さっきの呪文がちゃんと効く……かもしれない!| ^ピース  |うへ〜。青白くって変な見た目。それに、匂いも気になるけど……えいっ。| ^ピース・チルノ| (魔封じの薬を飲み込む) | ^魔理沙  |ちゃんと飲んだか? よし、それじゃ、さっきの呪文をまたかけるから陣の上に……。| ^チルノ  | (氷を出して見せる) | ^チルノ  |……!?| ^チルノ  |やったー! 氷だ! やっぱ最強の妖精は、こうじゃないとね!| ^ピース  | (炎を出して見せる) | ^ピース  |こっちも戻ったみたい!ありがとう、魔法使いさん! 助かったよ!| ^魔理沙  |えっ、なんでだ!? まだ、薬を飲ませただけだぞ!?| ^ピース・チルノ| (さっさとその場から去ってしまう) | ^魔理沙  |魔封じの薬の効果か? いや、そんなわけ……。あ、待て! 帰るな! 色々確認させてくれー!| |                                           || ^ 数日後 || ^魔理沙  |今日は時間があるからな。のんびりキノコの整理でも……って、まさかまた……。| | (勢いよく扉が開く) || ^魔理沙  |お前ら、いい加減ノックを覚えろ! ……あれ? フラン? また何かあったのか?| ^フラン  |違うわ。今日はお礼をしに来たのよ。 ほら、これ! 咲夜が作ってくれたお菓子!| ^魔理沙  |おお! 美味しそう! けどすごい量だな。 二人で食べるにしても多いし……。| ^魔理沙  |そうだ、いいことを思いつた。 アイツを呼ぼう!| |                                           || ^アリス  |それで私に声をかけたのね。魔理沙にしては、気が利いてるじゃない。| ^魔理沙  |こないだの片付けでは、世話になったからな。 あっ、フラン、やかんを取ってきてくれるか?| ^フラン  | (やかんを取りに行く) | ^アリス  |そういえば、こないだ仕掛けた罠はどう? 誤作動とかはしてない?| ^魔理沙  |あ〜! 大変だったんだよ、妖精が侵入して。けどひとつ、気になることがあってさ……| | (勢いよく扉が開く) || ^チルノ? |魔理沙さーん! 大変、大変なんだよ!| ^魔理沙  |お前ら、やっぱりまた来たのか……。って、んん? 魔理沙『さん』?| ^ピース? |もー! 置いていかないでよね、ピース!| ^魔理沙  |はぁ? ピースはお前だろ? いったい、何が起きているんだ?| ====お茶会は元気に賑やかに==== ^ キャラ ^ セリフ ^ ^ 霧雨魔法店 || | (何かの能力が発動する音) || ^ピース? |ちょっとピース! なに勝手に、あたいの能力つかってんのさ!| ^チルノ?  |あー、もう黙っててよ! チルノ! 事情がわかってないなら、静かにしてて!| ^魔理沙  |ええと……つまり、今度は能力だけじゃなく、人格まで入れ替わっちまったのか!?| ^チルノ? |そうなんだ! 心当たりは何もない。 なんでこんなことに……。| ^フラン  |ていうか、ほんとに入れ替わってるの? 妖精ってすぐ、いたずらをするじゃない。| ^ピース? |なにを! あたいを疑うっていうの!? ……ぎゃー! 炎が大きくなった!?| | (炎が大きくなる) || ^魔理沙  |わっ!? ここで炎をでかくするな! こりゃ解決しないと、また家を荒らされるな。| ^魔理沙  |仕方ない、なんでも屋の腕を見せてやるとするか。| ^チルノ? |よっ! さすが魔理沙さん。頼りになる〜!| ^魔理沙  |とはいったものの……。心当たりが何もないんじゃなあ……。うーん。| ^ピース? |えーっ、わかんないの? じゃあ、こないだの薬をもう一度ちょうだい!| ^魔理沙  |あれか……。うーん、でも再発した上に悪化してるからなあ……。| ^魔理沙  |やっぱり原因がわからないと、どうにも手の打ちようがないぞ。| ^チルノ? |たしか、魔理沙さんの家に遊びに行って、ちょっとしてから能力が入れ替わったのよね。| ^魔理沙  |勝手に入った、だろ。そういえばあの時、檻が妙な反応をしてたな……。| ^アリス  |ねえ、魔理沙。ずっと気になってたんだけど、檻の導線に使った紐、マジックアイテムじゃない?| ^魔理沙  |ああ、そうだったかも。瓶の中身を入れ替える紐……あっ。| ^魔理沙  |ま、まさか……! ちょっと待っててくれ。えーっと、これじゃなくて、これでもない……。| ^魔理沙  | (マジックアイテムを漁り目的のものを探す……) | ^魔理沙  |あった! チルノ、クラウンピース、これの両端を手首に巻いてくれるか?| ^魔理沙  | (チルノとピースにマジックアイテムを手渡す) | | (目の前が光る) || ^チルノ  | (氷を出して見せる) | ^チルノ  |氷だー! やったー! やっぱりあたいは、こうじゃないとね!| ^ピース  | (炎を出して見せる) | ^ピース  |はー……やっと元に戻った。地上には変なものがたくさんあるなあ。| |                                           || ^魔理沙  |あの紐は、瓶の中身を入れ替えるだけの、しょうもないマジックアイテムだった。| ^魔理沙  |けど、私が使った防犯魔法に影響されて、人格や能力を入れ替えるような力を持ったんだ。| ^ピース  |魔封じの薬を飲んだら能力が戻ったけど、あれはどうして?| ^魔理沙  |たぶん、薬が紐の能力の方に効いたんだと思う。| ^魔理沙  |けど、効果は長く続かないからな。切れたら、能力だけじゃなく人格まで……。| ^アリス  |謎解きが終わったのは結構だけど、部屋がまた散らかっちゃったわね。| ^アリス  |今度は手伝ってあげないから。自分でなんとかしなさいよ。| ^魔理沙  |はいはい。でもまあ、このままでいいか。散らかってる方が、なんか落ち着くし。| ^フラン  |なんだか野蛮なことを言うのねぇ。| ^フラン  |うちの図書館も何があるのかわからないし、魔法使いって、みんなそんな感じなの?| ^アリス  |ちょっと、一緒にしないでくれる?| ^チルノ  |あっ、お菓子がたくさんある! わーい! いただきまーす!| | (目の前のお菓子を摘む) || ^ピース  |ほんとだ! おいし〜い! 地上って、ほんとに色んなものがあるね。| ^魔理沙  |あっ、お前ら! ……まっ、いいか。お菓子は山ほどあるもんな。| ^魔理沙  |今日の霧雨魔法店は休業だ! みんなゆっくりしていけよ。|